今も昔も親心は同じ

わらべうた遊びの中には、昔も今も同じ親心や子育ての知恵がたくさん含まれています。

身体の部位を遊びながら教えた「おやゆびねむれ」、子供の顔と家族の似ている所を言いながら顔を触っていく「ここはとうちゃん」、人の道を外すな、おでこはひっこんで鼻が高くなりいいお顔になるようにという親心が込められた「だいどうだいどう」、おむつ替えの後に、ご褒美として遊んであげると、子供がおむつ替えを嫌がらなくなる遊び「いちり にり」、赤ちゃんの足を裏から見た時の指の並びが、えんどう豆のさやのなかの豆のように見えるところから遊びが生まれた「ふくすけさん」、腰を丈夫にする舟こぎ遊び「おふねは ぎっちらこ」など、まだまだたくさんあります。

また、岩手県の遠野市で、遠野のわらべうたを伝承している阿部ヤヱさんは著書の中で、次ようなことを書いています。

子守をするおばあさんは、赤ちゃんが眠ったら、掃除や洗濯などしなければならない仕事がたくさんあるので、早く眠ればいいとそわそわしながらあやすと赤ちゃんはそれを感じとって、なかなか寝つかない。

ですから「いいじゃないか、泣く子はどんなに忙しくてもあやしてやれよ。万の宝よりも子は宝だよな」という意味の子守唄をゆったりとした気持ちで歌うと、赤ちゃんも声を聴いて安心し、早く寝ついたのだそうです。

昔も今も子育てをしながら感じることは同じなのだなあと思いました。

みなさんはいかがですか。

 <子守唄の歌詞>

よいだらさのやぇ やんさやめでもよぉ 

泣く子ば だましぇやぇ

万の宝よりもなぁ 子は宝だよなぁ